旅三 「おい、坊主! 助けにきたぞ」 サヤ丸 「やだ、ぼく、帰りたくない」 まったくもって、世話の焼ける坊主である。 が、坊主には坊主なりの悩みがあるものである。 旅三はそんなサヤ丸を座らせて、ひとしきり説教である。