第12回公演 雲丈郭 (うんじょうかく)

11月29日(金)〜12月2日(月) 下北沢 駅前劇場

舞台写真

にわかに雲がうごめいて、
山伏一匹、月を背負ってやって来る。

「ややっ  雲丈 が来る!」
「そりゃ、 誰だえ?」
「・・・・・・ わしらを凌ぐ極悪人ぞ。」

盗賊どもは凍りつき、墓堀り鼠はほくそえむ。
月光冴え渡るなか、情と拳が荒れ狂う。
今回のひげ太夫は、女役も大増量。男臭さは五割増し。
「目もくらむ出し物芸」いよいよ新展開!いざ、観む!



    
作 演出 吉村やよひ
出し物師 吉村やよひ 細川量代 鍵原真澄 神宮陽子 荒川より子 松浦琴音 加藤弘子
照  明 三谷洋平
音  響 寺沢信
舞台監督 吉田慎一
殺  陣 ひげ太夫
宣伝美術 渡辺佳代

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これからお見せいたしまするは、目も眩む出し物芸! 雲丈郭!
この国では、何年も冬が続いている。
春が来ないのは、極悪人の「雲丈」の仕業と、もっぱらの噂である。
「雲丈」を名乗る男が、複数出没。
奥さんに毒殺され、奇跡的に息を吹き返したミカド。
墓荒らしと間違われ、追われている。
勝手に俺の名をかたるな。
野望に燃えるミカドの奥さん(右)。亡き夫の後を継ぎ、今や自分がミカドである。
「あたしのシマをあらすんじゃないよ」
ミカドにくってかかる女盗賊。
微妙な色気で周囲を幻惑。
追手の「敵倒勝麿」。武術師範頭である。熱い人物である。戦いながら、よく語る。
熱心。
雲丈の得意技。「陰陽反転!」
雲丈、ミカドの奥さんの正体を直感。
「お龍だ!」 
災難に見舞われた「湖アザラシ」の一家を救出。喜ぶアザラシたち。
谷を進み、山奥へ。昔、ここで続けた修行の数々。
雲丈の胸に、その記憶がよみがえる。
雲丈の心の動きによって、大きくも小さくもなるという「雲丈郭」
大岩(左)、老松(右)。雲丈郭の守り神の「おばあさん」たち。永遠のライバル。
まれに、ものすごく激しく動く事がある。
「あの世」の一歩手前。
一刻の猶予もない。「お龍が自滅する前に、救出する!」
「雲丈郭発進!」
城内へ潜入。
お龍、おまえの生き方は安いぞ!
ルパン三世!
(目を細めて見てください!)
「雲丈、 どうだ! 炎に包まれた感想は」
一世一代の大みそぎだ!
「‥‥もう二度と、お目にかかることはありますまい」
雲丈の、傷心旅行は大賑わい。

「たとえ荒波かぶっても、たとえ氷河にあたっても、みんなで乗った船じゃあねーか。元気をためてゆこうぜ!」 「おーう!」

本日はご覧頂きまして、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げたてまつりまするー
チョン、チョン、チョン‥‥‥

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